ビジネスフォンを導入することが決まった、もしくは導入するか悩んでいるという方は、まず設置予定の環境を把握しましょう。
電話機は何台?
ビジネスフォン(主装置)は、機種によって増設できる最大搭載数というものが決まっています。
社員の人数が増えて最大搭載数を超えた場合は、新たに配線・設定が必要となりますので、台数を決める際はその点に注意しましょう。
一般的にオフィスで必要な電話機の数は、「従業員の数」とされています。
その数に加えて、必要であれば会議室・入口受付・将来の増員数を考える必要があります。
既にレイアウトが決定している場合は、上記を加味しつつ電話機の位置を確認しながら台数を決めるとよいでしょう。
回線数はいくつ?
電話機の台数が決まったら、次は回線数です。
現在では回線の種類によって通話できる本数(=チャンネル数)が設定されていますので、チャンネル数で考えていきます。
基本的にチャンネル数は「人数の1/3」とされていますが、「同時に何人の通話を可能にするか」がポイントとなります。
コールセンターなど50人・100人が同時に通話する場合は、50チャンネル・100チャンネル必要ですが、通常のオフィスの場合は10人いればその1/3の3、4チャンネルとなります。
また、FAXは送受信時に電話回線を使用しますので、頻繁に送受信をするのであれば1チャンネルを追加、あまり使わないのであれば電話機と併用することで追加する必要がなくなります。
回線の種類は?
アナログ回線・ISDN(デジタル)回線・IP電話(ひかり電話)などは、それぞれメリット・デメリットがあり、通話料金も違います。 現在では、ひかり電話が主流となっていますが、使用用途によってはISDN回線が都合が良い場合もあります。 コスト面も考慮に入れながら決めましょう。