IP電話とは、近年普及してきたADSLや光ファイバーなどのインターネットの環境(IP網)を利用して、音声通話を行うサービスです。 今までは通話時間や相手との距離で通話料金が変わり、長距離・長時間になるほど通話料金がかかっていましたが、IP電話はインターネットを利用するため、全国一律料金でかけることが可能となりました。 現在では、インターネット環境が普及するとともにIP電話への加入者数も比例して増加傾向にあります。

IP電話の最大のメリットは、やはり格段に安くなる通話料金です。 インターネットを経由して音声を届ける仕組みなので、相手との通話距離・時間帯に関わらず、全国一律料金で通話ができます。 同じプロバイダ(ISP)契約のIP電話同士であれば、通話料は無料になります。 たとえば、東京の本店から名古屋・大阪の支店に電話をかけるときにIP電話を利用すれば、コストの削減に繋がります。
IP電話のデメリットとして、一部利用できないものがあります。
110番・119番などの緊急電話番号や104番・106番・フリーダイヤルなどに電話をかけることができません。
FAXも利用できない場合があります。
また、専用の機材を通してインターネットに接続・通信するシステム上、停電が起きると一切通話ができなくなります。
こういった場合は、通常の一般電話回線を併用するなどで対処が可能です。