ビジネスフォンについて

ビジネスフォンと家庭用電話の違い

家庭用電話機の場合

通常の家庭で使用されている一般電話は、1台につき電話番号が1つ(1回線)必要です。 仮にオフィスで5人分(5台)の一般電話を用意した場合、5つの電話番号を準備しなければなりませんが、実際にはその数を同時に使用することはほとんどありません。
また、「離れた席の電話が鳴るとそこまで取りに行かなければならない」、「かかってきた電話を別の人に代わる際はその場まで来てもらう必要がある」、「該当の電話番号が話し中だと電話に出られない」など、いろいろと不便な点が多く、業務効率は悪くなってしまいます。

一般回線の場合

ビジネスフォンの場合

ビジネスフォンは複数の電話番号を主装置と呼ばれる機材で制御・共有化されるので、電話がかかると同時に複数台が鳴り、どの電話機で取っても対応ができます。 そのため、着信の取り逃しがなくなり、席の離れた相手宛であればその外線を対象の電話機へ転送することで、移動して電話に出るという手間が省けます。
また、回線の種類によって、契約する回線数が少なくて済みます。 オフィス内のビジネスフォン同士であれば、内線を用いて通話することで電話料金もかかりません。

ビジネスフォンの場合

ビジネスフォンと家庭用電話機の比較一覧

家庭用電話機ビジネスフォン
契約回線電話機1台につき1契約1契約で電話機2~32台
(回線の種類によって異よる)
取り回し電話機までの移動が必要内線による転送が可能
通話料金他の回線に比べて割高回線の種類によって安くなる
通話中電話をかけても繋がらない別の電話機で対応可能
災害・停電時緊急時も繋がる回線の種類によって繋がらなくなる
FAXFAXと同時に使用できないFAXと電話同時に使用できる

ビジネスフォン導入のメリット

コストの削減

  • 一般電話では人数分の回線が必要でしたが、ビジネスフォンを導入することで契約する回線が少なくて済みます。
  • アナログ回線は1契約=1回線であるのに対し、デジタル回線は1契約=2回線、ひかり電話は1契約=複数回線使用することができます。
  • 料金でもアナログ回線より、デジタル回線・ひかり電話の方が安く設定されています。
  • 内線での通話が可能となり、通話料金がかかりません。

業務効率のアップ

  • ビジネスフォンの場合、複数の回線を主装置によって制御・共有化されているので、どの電話機でも着信をとることが可能です。
  • 別の社員宛ての電話を取った際も、該当する社員の電話機へ転送することでスムーズな受け渡しが可能です。
  • 「お待たせメッセージ」「外線手動転送」「音声ガイダンス」など、便利な機能によって、大事なお客様からのお電話の取りこぼしを防げます。
  • 内線での通話により、離れた部署間での連絡ができます。

ビジネスフォンを導入することは、コストの削減と業務効率のアップに繋がります。